自社ローンは車検の支払いにも利用できる?落ちた場合の対処法も!

自社ローン 車検
車検費用の支払いを自社ローンで対応できれば、急な出費でも安心です。

しかし、車検費用にも自社ローンが使えるのか疑問に思う方もいるでしょう。

本記事では車検費用の支払いが自社ローンで可能かを解説し、メリットや注意点も紹介します。

車検費用の支払いで不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてください。

車検の費用は自社ローンで組める?

自社ローンは主に中古車購入時に利用されるイメージがありますが、車検費用に対しても利用できる場合があります。

一部の販売店では車両購入だけでなく、車検費用を自社ローンで分割払いできるサービスを提供しています。

ただし、このようなサービスを提供する販売店は限られているため、事前の確認が必要です。

また販売店によって返済回数や内容が異なるため、見積もり時に確認しておくことが重要です。

車検費用を分割で支払いたい場合は対応可能な業者を事前に調べ、条件に合ったローンプランを選びましょう。

自社ローンとそのほかのローンの違い

そもそも自社ローンとは何か、そのほかのローンの違いとあわせて解説します。

自社ローン

自社ローンとは、中古車販売店が独自に提供する分割払いの仕組みです。

販売店が独自の基準で審査を行うため、銀行や信販会社のローンに比べて審査が通りやすい点が挙げられます。

とくに信用情報に不安がある方や、定職に就いていない方でも利用しやすいのが大きな特徴です。

ただし販売店は貸金業者でないため、金利が発生しない代わりに車検費用に手数料が上乗せされる可能性があります。

結果的に、総支払額が増加する可能性があるため注意が必要です。

自社ローンについて詳しくはこちら

銀行が提供しているローン

銀行ローンは車検費用の支払いにも利用可能で、金利は1%~4%程度と金利が低いのが大きなメリットです。

一方で銀行系ローンは審査基準が厳しく、年収や信用情報が条件を満たさない場合は利用が難しくなります。

また、審査期間が1週間程度かかることや手続きに必要な書類が多く、手間がかかる点がデメリットです。

車検の期限が迫っている場合や、迅速な対応が求められる場合には注意しましょう。

信販会社が提供しているローン

車検費用の支払いにおいて、信販会社が提供しているローンを利用することも可能です。

ディーラーや車検専門店、カー用品店などでは提携する信販会社のローンを提供しており、車検と同時にローンの申し込みができるため手続きがスムーズに進みます。

また、ディーラーローンは銀行系ローンと比較して審査結果は数日、早ければ当日中に出る場合もあります。

しかし、ディーラーローンは金利が4~8%と銀行系ローンより高めに設定されていることが多く、銀行系ローンよりも総支払額は高くなる傾向です。

車検の費用を自社ローンで組むメリット

車検の費用を自社ローンで組むメリットは、以下の5つです。

・審査に通りやすい
・審査結果が早い
・車検費用を分割で支払える
・金利が発生しない
・ディーラー車検より費用を抑えられることも

それぞれ解説します。

審査に通りやすい

自社ローンを利用する最大のメリットは、審査に通りやすい点です。

通常の車検ローンでは信販会社を通じた厳しい審査が行われ、収入や信用情報が基準に満たない場合は利用が難しいことがあります。

一方で自社ローンは販売店が独自の審査基準を持っており、過去にほかのローン審査に落ちた経験がある人でも利用しやすいのが特徴です。

また、仮審査であれば信用情報に傷が付くことなく申し込めるため、気軽に検討できます。

審査結果が早い

自社ローンは手続きが簡単で、審査結果が迅速に出る点が魅力です。

販売店が独自の基準で審査を行うため、外部の金融機関を介さないことからスピーディに対応が可能です。

すぐに審査結果を知りたい方や、車検の期限が迫っている方には適しているでしょう。

車検費用を分割で支払える

車検は部品交換があったり年式が古かったりすると費用は高額になる傾向で、20万円を超える場合もあります。

一括で支払うと家計に大きな負担を与えることがありますが、自社ローンを利用すれば分割払いが可能です。

毎月の支払い額を抑えつつ、無理なく車検を受けられる点がメリットです。

金利が発生しない

自社ローンでは、一般的な車検ローンやクレジットカードの分割払いとは異なり、金利が発生しないのが特徴です。

金利が発生すると総返済額が高くなり、変動する場合は月々の返済額も分かりにくくなります。

しかし、自社ローンでは信販会社と提携していない場合は金利が設定されないため、車検費用が高額の場合でも返済額の負担を軽減できるでしょう。

リボ払いのように、金利が高い支払い方法を避けたい人には魅力的な選択肢です。

ただし、金利0%の代わりに手数料として車検費用に上乗せされるため、総支払額は確認しておきましょう。

ディーラー車検より費用を抑えられることも

中古車販売店が提供する自社ローンで車検を受ける場合、ディーラー車検よりも費用が抑えられるケースがあります。

中古車販売店の車検では純正パーツではなく代用品を使用するため、部品代が比較的安く済むからです。

また、整備を最低限にすることで費用をできる限り抑えられるプランも用意されています。

ディーラーで車検を受ける場合は予備整備のために部品交換を提案されることもあり、総支払額が高額になることもあります。

純正パーツにこだわりがない方や最低限の整備のみで構わない場合は、自社ローンを検討しても良いでしょう。

車検の費用を自社ローンで組むデメリット

車検の費用を自社ローンで組むデメリットは、以下の5つです。

・対応店舗が限られている
・店舗によってローンの内容が異なる
・法定費用は対象外の場合がある
・最低限の整備しかされないプランもある
・必ずしも審査に通るとは限らない

それぞれ解説します。

対応店舗が限られている

自社ローンで車検を組める販売店は限られているため、選択肢が少ない点がデメリットです。

すべての自社ローン対応店舗が車検ローンに対応しているわけではないため、利用を検討する場合は事前に店舗へ確認が必要です。

また、複数の店舗で見積もりを取ることで費用を抑えることが可能ですが、選べる店舗が少ない点で利便性が劣る場合があります。

近隣にある販売店では車検ローンに対応していない場合はほかの地域の店舗を探す必要があり、手間がかかる可能性も考慮しておきましょう。

店舗によってローンの内容が異なる

自社ローンで車検を組む場合、販売店によって内容が異なる点に注意が必要です。

とくに分割回数は店舗ごとに異なり、一般的には2回~4回払いが多いものの条件が大きく変わることがあります。

また、申し込む際には保証人が求められる場合もあるため、注意しましょう。

ローンの条件や支払い内容をしっかりと確認し、納得したうえで契約を進めることが重要です。

法定費用は対象外の場合がある

車検費用の中でも、法定費用はローンの対象外になる場合があります。

法定費用は主に自動車重量税・印紙代・自賠責保険料を含めた3つで、国や保険会社に支払われる費用のためどの業者で車検を受けても変わりません。

普通車・軽自動車の2年分の自動車重量税は以下のとおりです。(エコカーを除く)

自動車重量税
(普通車)
13年未満 13年経過 18年経過
0.5t以下 8,200円 11,400円 12,600円
〜1t 16,400円 22,800円 25,200円
〜1.5t 24,600円 34,200円 37,800円
〜2t 32,800円 45,600円 50,400円
〜2.5t 41,000円 57,000円 63,000円
〜3t 49,200円 68,400円 75,600円

 

自動車重量税
(軽自動車)
13年未満 13年経過 18年経過
軽自動車 6,600円 8,200円 8,800円

出典:株式会社CTN「法定費用

続いて印紙代は下記のとおりです。

工場 車種 自動車検査登録印紙 自動車審査証紙
指定工場 全車種 1,200円
小型自動車 400円 1,300円
認証工場 小型自動車以外の自動車
※軽自動車を含まない
400円 1,400円
軽自動車 1,400円

出典:株式会社CTN「法定費用

自賠責保険料は2年分であれば普通自動車は20,010円・軽自動車は19,730円と決められています。

法定費用がローン対象に含まれるかどうかを事前に確認し、対象外であれば現金を準備することが大切です。

なお、法定費用は変動するため最新の情報をご確認ください。

最低限の整備しかされないプランもある

一部の店舗では、最低限の整備しか行われないプランを提案されることがあります。

費用を抑えられる点はメリットですが、安全性に不安が残るかもしれません。

整備の内容を充実させたい場合は、ほかのプランもないか相談してみると良いでしょう。

必ずしも審査に通るとは限らない

自社ローンは柔軟な審査基準を持つものの、必ずしも通るとは限りません。

とくに支払能力が不十分と判断されたり車検費用が高額な場合は、審査が通らないこともあります。

ほかの支払い方法も検討しておき、万が一審査に落ちた場合の対応策を事前に用意しておくと安心です。

自社ローンの審査に落ちる人の特徴はこちら

車検の自社ローンに落ちた場合は?

自社ローンの審査に落ちた場合は、クレジットカードでの支払いを検討しましょう。

クレジットカードを利用すれば車検費用を分割払いやリボ払いで支払えるため、一括支払いの負担を軽減できます。

分割払いであれば月々の支払額を抑えられるため、車検費用が高額でも計画的に返済を進められるでしょう。

しかし分割払いを選択すると手数料が発生するほか、リボ払いの場合は15%程度の高金利が設定されている場合があり、総支払額が増えてしまいます。

クレジットカードを活用する際は月々の返済額だけでなく総支払額をしっかりと把握し、手数料や金利の負担を考慮したうえで検討しましょう。

車検費用に対応している自社ローン販売店!

車検費用の支払いにも対応している自社ローン販売店を紹介します。

Dash

dash

引用:Dash

運営会社 株式会社Dash
店舗 名古屋本店・三重鈴鹿店・西三河・名古屋 Factory
保証人の有無 原則一人必要
頭金の有無 原則不要

Dashの「楽々!車検・修理分割」は、車検や修理費用に悩む方に好評のサービスです。

収入があれば、誰でも審査なしで利用が可能です。

さらに中部運輸局指定工場で経験豊富な整備士が丁寧に対応するため、安心して任せられるでしょう。

流れとしては、まずは仮申し込みを行ったあとに車の診断をして見積もりを作成します。

必要書類を提示して契約を結び、入庫から1日~3日程度で納車が可能です。

30cars

30cars

引用:30cars

運営会社 30万以下の中古車専門店 30cars(サーティーカーズ)
店舗 11店舗
保証人の有無  原則不要
頭金の有無  原則不要(プランによって異なる)

30Carsの「自社ローン車検」は、頭金なしで分割払いが可能なため、急な出費に悩む方におすすめです。

法定費用や点検費用も含めて分割支払いができるため、高額な車検費用を無理なく計画的に支払えます。

クレジットカードを持っていない方や他社ローンで審査が通らなかった方にも対応可能で、自社基準による柔軟な審査を行います。

車検中の代車提供や明瞭な見積もりも実施し、丁寧で分かりやすいサービスを提供している業者です。

かなえーる

かなえーる

引用:かなえーる

運営会社 株式会社M&7
店舗 1店舗
保証人の有無  原則不要
頭金の有無 プランや車種によって異なる

かなえーるは整備付きの車検を、ローン会社を通さずに分割払いで支払いが可能です。

必要な箇所を中心に整備を行うため、ほかの専門店と総支払額に大きな差はつかないことがほとんどです。

車検費用を節約したい方には、おすすめの選択でしょう。

自社ローン販売店で購入した車は車検が必要?

自社ローン販売店で購入した車であっても、車検は必要です。

車検は安全に車に乗るために国で決められた整備であり、車検切れの状態で運転すると法律違反となります。

ただし、自社ローンを提供している販売店で購入した場合、車検費用が購入時に含まれていることもあるため、契約内容を確認しましょう。

まとめ

本記事では、車検費用でも自社ローンを利用できるのか解説しました。

車検費用を自社ローンで支払うことは、まとまった現金が用意できない場合に有効な選択肢です。

自社ローンは信用情報に不安がある方や審査基準が厳しい銀行ローンが利用できない方にも、柔軟な基準で審査を行うため利用しやすいのが特徴です。

また自社ローンでは金利が発生しないケースが多く、返済計画を立てやすいのもメリットでしょう。

しかし、金利が発生しない代わりに車検費用に手数料が上乗せされていることがほとんどで、対応店舗が限られている点にも注意が必要です。

自社ローンを利用する際は店舗ごとの条件や支払い内容を事前に確認し、ほかの支払い方法とも比較しながら自分の状況に最適な方法を選びましょう。

投稿者のアバター

自社ローンの窓口編集部

自社ローンの窓口では過去に経済的失敗をした方や低収入により通常の自動車ローンが組めない方のサポートを行っております。
また、全国の自社ローン販売店を会員に持ちより多くの方のローン審査通過率の向上を目指し少しでも購入ハードルを下げるべく各審判会社様と協力しております。

おすすめバナー