自社ローンで車を購入するとGPSが装着されると聞いたことがあり、不安に思っていませんか。
GPSが設置されることで監視されているように感じたり、居場所を特定されるリスクが気になるかもしれません。
本記事ではGPSを装着しない販売店があるのかどうか、またGPSを装着する理由や取り外しの可否について解説します。
GPS装着によるメリットやデメリットについても詳しく紹介するため、ぜひ最後までご覧ください。
GPSなしの自社ローン取扱店はある?
GPSなしの自社ローン取扱店はあるのか、また外すように依頼できるのかを解説します。
GPSなしで提供している中古車販売店もある
自社ローンを利用しても、必ずしも車にGPS装置が取り付けられるわけではありません。
販売店によっては、GPS装置を取り付けない方針を採用しているケースもあるからです。
一部の販売店では審査の結果次第で「返済滞納のリスクが低い」と判断された場合は、GPS装置の取り付けを免除している場合もあります。
ただし、GPSの装着を求める販売店は主流となっているため、数としては少なめです。
どうしてもGPSなしの店舗が良い方は、あらかじめリサーチしておくと良いでしょう。
GPSを装着しないよう依頼することは可能?
自社ローンを利用する際、GPS装置の装着を避けたいと希望する方もいるでしょう。
しかし、GPSの装着が前提となっている販売店では、対応を変更してもらうのは難しい場合があります。
販売店が返済リスクを管理するため、購入者全員にGPSの取り付けを義務付けているケースが多いからです。
ただし、販売店によっては保証人を立てたり頭金を多めに支払ったりなどの、条件付きでGPS装着を免除してもらえる場合もあります。
そのため、自社ローンを検討する際には事前に販売店に対して「GPSなしでも契約が可能かどうか」を確認することが重要です。
販売店によって対応が異なるため、契約内容や条件をしっかり確認して自分に合ったプランを選びましょう。
自社ローンで購入した車にGPSが装着される理由
自社ローンで購入した車にGPSが装着される理由は、以下の4つが挙げられます。
自社ローンを利用して車を購入した際になぜGPS装置が取り付けられるのか、理由を解説します。
販売店側がリスクを回避するため
自社ローンは審査が柔軟で信用情報に不安がある方でも利用しやすい一方で、販売店側は未払いのリスクを抱えているのが特徴です。
通常の銀行やディーラーローンでは厳格な審査が行われるため、未払いのリスクは抑えられます。
しかし、自社ローンでは審査に通過しやすい分、購入者の支払いが滞るケースも想定されます。
このリスクを軽減するために、販売店は車両にGPS装置を取り付けるのが一般的です。
これにより、支払いが滞った際には迅速に対応できる体制を整えています。
なお、GPSを装着する場合は販売店は購入者に説明義務が生じるため、契約前に条件を確認して納得したうえで話を進めることが重要です。
遠隔操作でエンジンを停止させるため
自社ローンで車を購入して支払いが滞った場合には、GPS装置を活用して車のエンジンを遠隔で停止させる措置が取られることがあります。
車両の利用を制限することで、購入者に返済を促す目的があります。
なお安全性には配慮されており、駐車場に車がある場合などの安全な状況でのみエンジンの停止が行われるため、事故に繋がる危険性はありません。
しかし、車のエンジンが停止されると通勤や家族の送り迎えなど、生活に支障をきたす可能性があり、車が必需品の人にとっては大きな負担となるでしょう。
エンジン停止措置が存在する場合は事前に詳細を確認し、返済を計画的に行うことでトラブルを防ぎましょう。
車両を引き揚げるため
自社ローンの支払いが滞った場合、販売店は最終手段として車両を引き揚げる措置を取ることがあります。
この対応は、販売店が未払いリスクを最小限に抑えるための手段であり、車の居場所を特定するためにGPS装置が活用されます。
基本的に購入者が返済を再開する意志を示さない場合や、連絡が取れなくなった際など、回収がやむを得ない状況で実施されることがほとんどです。
購入者にとっては車が引き揚げられることで生活に支障をきたす恐れがあるため、支払い期日を守ることが重要です。
不正転売など犯罪行為を防ぐため
自社ローンで購入した車両にGPSが取り付けられる理由には、不正転売や盗難のリスクを防ぐ目的もあります。
ローン返済が完了するまで車の所有権は販売店に留保されるため、購入者が許可なく車両を売却したり乗り換えたりすることはできません。
しかし、一部では購入者がこれらの規約に反して不正に車両を売却するケースもあります。
よって、GPS装置を利用することで販売店は車両の現在地を迅速に特定し、不正行為があった場合にも対応が可能です。
また、返済中の車両が盗難に遭った場合でも、GPSによって位置を確認できれば被害を抑えることができます。
GPSなしの自社ローンを利用するメリット・デメリット
GPSなしの自社ローンを利用するメリット・デメリットについて解説します。
メリット
GPSなしの自社ローンを選ぶことには、心理的負担の軽減やコスト面でのメリットがあります。
まず、GPSなしのローンでは車両が追跡されることがないため、購入者側にとっては監視されているような感覚から解放されます。
とくにプライバシーが気になる方にとっては、重要なポイントでしょう。
またGPSを装着する店舗ではGPSの取り付け費や通信費などの一緒に請求されるため、総支払額が増えてしまいます。
しかし、GPSなしの場合は設置費用や通信費が不要なため、その分の費用を抑えられるでしょう。
デメリット
GPSなしの自社ローンを申し込む場合は、保証人や頭金の用意を求められる可能性が高くなります。
GPS装置は、返済が滞った際の車両回収や不正防止を目的としており、販売店のリスク軽減に役立ちます。
そのため、GPSなしのローンを選ぶ場合は返済リスクを軽減するために別の措置を求められることが多く、用意できない場合は審査に通過するのが難しくなるケースもあります。
GPSなしの自社ローンを選ぶ際は保証人や頭金が必要かどうか、また万が一のトラブル時にどう対処するかをよく考慮したうえで決定しましょう。
車購入後に自分でGPS装置を取り外せる?
GPSを装着されても「自分で取り外したら問題ない」と考えるかもしれません。
ここでは、車購入後のGPS装置が取り外せるのかどうかを解説します。
GPSの取り外しは不可能
車購入後に自分でGPSを取り外すのは、やめておきましょう。
GPS装置は精密な電子機器であり、自分で取り外そうとすると車両に損傷を与えるリスクがあり、そもそもどこについているか見つけられないケースも珍しくありません。
また、車両に付属するGPS装置は契約にもとづいて設置されている場合が多く、勝手に取り外すと契約違反となる可能性があります。
こうした場合、ペナルティや罰金が科されるリスクもあるため、勝手にGPSを取り外すのは避けるべきです。
また、GPS装置が取り外されるとシステムに通知が送信される仕組みになっていることが一般的であり、販売店に発覚します。
このように、車購入後に自分でGPS装置を取り外すのは非常にリスクが高いため控えましょう。
返済後に依頼すれば取り外してもらえる
ローンを返済した後には、販売店に依頼してGPS装置を取り外してもらう方法があります。
自社ローンを完済すると販売店側も未払いリスクがなくなるため、販売店に正式に取り外しを依頼できる場合があります。
ただし、取り外し作業には追加費用が発生するケースもあるため、事前に確認しておくことが大切です。
GPS装置の取り外したい場合は、ローン完済後に販売店に依頼するのが安全で確実な方法です。
GPSを装着されていてもデメリットはほとんどない!
車両にGPSが装着されていても、日常的な使用においてデメリットを感じることはほとんどありません。
GPS装置は主に支払いが滞った場合にのみ販売店が使用するものであり、日常的に運転状況や行動を監視しているわけではないからです。
万が一販売店が車両の使用制限をかける場合でも、フェールセーフ機能が実装されており、安全性に十分配慮されています。
そのため、外出先で突然エンジンが停止することはなく、運転中に危険な状況に陥る心配もありません。
GPSの装着を求める販売店も多いため、柔軟に検討してみると良いでしょう。
GPSなしで自社ローンを提供している中古車販売店
GPSなしで自社ローンに申し込める中古車販売店を紹介します。
GPSを装着されない販売店を探している方は、ぜひ参考にしてください。
エスファイブオート
引用:エスファイブオート
運営会社 | エスファイブオート |
店舗数 | 1店舗 |
保証人の有無 | 要問い合わせ |
頭金の有無 | 要問い合わせ |
エスファイブオートは、京都を中心に自社ローンを活用した車の販売を行っています。
GPS設置や遠隔エンジン制御システムを一切使用しないため、プライバシーが気になる方でも安心して利用できる仕組みを整えています。
また、保証会社を利用しないため、高額な保証料も不要です。
独自の審査基準を採用しており、他社でローンが通らなかった方でも利用可能な柔軟なサービスを提供しています。
エスファイブオートの口コミ
★★★★★
ローンでセレナを購入しました。2台目が必要で急ぎでの購入でしたが、対応していただき助かりました。契約後の細かい質問なども真摯に対応していただき、こちらで購入して良かったと夫婦共々満足しています。
引用: Googleビジネスプロフィール
カーライフ
引用:カーライフ
運営会社 | カーライフグループ株式会社 |
店舗数 | 3店舗 |
保証人の有無 | 原則2名必要 |
頭金の有無 | 原則不要 |
カーライフは車を購入できない状況にある方を支援し「買いたい」を「買える」にするサービスを提供しています。
全車両をディーラーオークションや優良中古車オークションから仕入れ、履歴や状態を丁寧に説明するため、品質に不安を抱えることなく安心して購入が可能です。
整備は一級・二級整備士が対応したうえで納車され、1年間の無料保証(外部委託、一部車両を除く)が付帯されています。
希望の車が見つからない場合でも豊富な在庫バリエーションから対応し、全国納車にも対応しています。
カーライフの口コミ
★★★★★
色々質問しても丁寧な回答をくださり、希望していた年内納車もなんとか頑張っていただけるとのことでした。
逐一わからないことも丁寧な説明をしてくださり、不安は全くなく契約できました。
また、納車も問題なく12/26にして下さり年末、年始の予定がなくならずに済みました!
無理ばかり言いましたが、要望にお応えいただきありがとうございました!
引用: Googleビジネスプロフィール
★☆☆☆☆
総額が相場より高額です。
割賦手数料も高額です。
電話も実際の接客もとても高圧的です。
評価をしてくれたら保証に入らせてもらえるシステムなので高評価が多いですがサクラです。
引用: Googleビジネスプロフィール
まとめ
本記事ではGPSなしで自社ローンを提供している販売店はあるのか、GPSが装着される理由などを解説しました。
GPSなしでも車を購入できる販売店はありますが、その代わり保証人や頭金を求められることが一般的です。
販売店がGPSを装着する理由は未払いリスクを軽減させるためであり、支払いが滞った場合には遠隔操作でエンジンを停止させたり車両を引き揚げたりする場合があります。
そのような事態にならないよう、無理のない返済計画を立てることが重要です。
勝手な判断でGSP装置を取り外すと契約違反でペナルティを受ける恐れがあり、また車両に損傷を与えるリスクもあるため避けましょう。
車両にGPSが装着されていることに不安を感じる方もいるかもしれませんが、実際にはデメリットはほとんどありません。
あくまでも支払いが滞った場合に作動されるため、普段から監視されているわけではありません。
GPSが装着された車でも、適切に契約を守れば安心して利用できるでしょう。