自社ローンは銀行ローンやディーラーローンに比べて審査が通りやすく、審査から納車までスピーディーな点がメリットです。
しかし、販売店によっては保証会社を利用することが求められるケースもあります。
本記事では保証会社とはどのような会社か、役割や利用する際の費用を解説します。
保証会社が不要でも審査可能な自社ローン取扱店も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
自社ローンの契約に保証会社の利用は必要?
まずは、自社ローンの契約に保証会社の利用は必要かどうか、利用しなくても申し込めるのかを解説します。
販売店によって異なる
自社ローンの契約において、保証会社の利用が必要かどうかは販売店によって異なります。
保証会社を利用することで販売店はローンの支払いが滞った際のリスクを軽減できるため、求められるケースも少なくありません。
しかし、一部の販売店では保証会社を介さず、独自の審査基準を設けている場合もあります。
このような場合、購入者が信用力の高いと評価されると、保証会社を利用せずに契約が成立することもあります。
ただし、保証会社の利用を求める契約も増えつつあるため、事前に契約条件を確認しておくことが重要です。
代わりに保証人を求められる場合も
保証会社を利用しない場合は、代わりに保証人を立てることが求められるケースもあります。
保証人とは契約者が返済を滞納した場合にその責任を負う人物であり、保証人の信用や収入が審査の一部として確認されます。
保証人を立てることができるのは契約者の信頼性を補完できる人物であり、通常は成人している親族が一般的です。
保証人の条件としては、一定の年収があることや過去に金融トラブルがないことなどが挙げられます。
販売店によっては、保証人が立てられない場合は保証会社の利用が必須となるため、事前にどちらの選択肢があるかを確認することが重要です。
自社ローンの契約で求められる保証会社とは
自社ローンの契約時には、保証会社の利用が求められる場合もあります。
そもそも保証会社とはなにか、役割や利用時の費用を解説します。
保証会社の役割
保証会社とはローン契約において、借り手が返済できなくなった場合に貸し手に対して支払いを保証する企業です。
保証会社は顧客の信用を補完し、ローン契約を成立させるための重要な役割を担っています。
自社ローンを提供する販売店では、一定の審査基準をクリアした購入者に対して融資を行います。
しかし、万が一の事態に備えて保証会社が支払いを肩代わりすることで、販売店側はリスクを軽減することが可能です。
このように、保証会社は借り手と貸し手の間で重要な橋渡しをする存在です。
保証会社の利用時に必要な費用
自社ローン契約で保証会社を利用する際には、追加費用が発生する点を理解しておくことが重要です。
保証会社の利用費用は、一般的に総支払額の10%程度が目安とされています。
そのため、契約前に保証会社の費用がどの程度影響するか、シミュレーションしておくと良いでしょう。
たとえば車両本体価格が90万円の場合、保証料は約9万円と想定できます。
保証会社の利用費用を事前に把握して計画的に準備を進めることで、契約後の負担軽減に繋がります。
保証会社へ支払うタイミング
ほとんどの場合は、自社ローンの契約が成立した時点で一括支払いが求められます。
ただし、支払いタイミングは保証会社の規定によって異なる可能性があり、車両本体価格に上乗せしている場合もあります。
保証料を支払う時期はいつになりそうか、契約前に確認しておきましょう。
自社ローン以外の契約でも保証会社は必要?
自社ローンだけでなく、ほかのオートローンを利用する際にも保証会社が必要な場合があります。
とくに信販会社や銀行などの金融機関が提供するローンでは、保証会社の利用を求められるケースも珍しくありません。
自社ローン以外の契約も検討している方は、覚えておきましょう。
自社ローンの契約時に保証会社を利用するメリット
自社ローンの契約時に保証会社を利用すると、保証料の負担が発生する一方でメリットもあります。
保証会社を利用する際のメリットについて解説します。
保証人不要でローン契約ができる
保証会社を利用することで、保証人を立てずに自社ローン契約を進めることが可能です。
とくに保証人を用意するのが難しい方にとって、保証会社の利用は非常に有益でしょう。
保証人は購入者が返済できなくなった場合に代わりに支払いを行う責任を負うため、適切な人物を確保するのが難しいことがあります。
また、保証人との間にトラブルが生じる可能性もゼロではありません。
しかし、保証人の役割を保証会社が代行するため、トラブルを避けながらローン契約を進めることができます。
保証人を用意できない場合や対人関係でのリスクを減らしたい方にとって、保証会社の利用はスムーズな契約手続きを実現するための有効な選択肢です。
審査に通りやすくなる
保証会社を利用することで、ローン審査に通りやすくなるメリットがあります。
販売店は保証会社が返済リスクを軽減してくれることで、購入者の信用力だけに依存しなくてもローンを提供できるようになるからです。
購入者の返済が滞った場合でも保証会社から支払いを受けられるため、販売店にとって大きな安心材料となり結果的に審査のハードルが下がることに繋がります。
信用情報に傷がある方や返済能力に不安がある方でも、審査通過の可能性を高められる点がメリットです。
自社ローン契約時に保証会社を利用するデメリット
保証会社を利用することで審査に通りやすくなる、保証人を探す手間が省けるなどのメリットがありますが、デメリットも存在します。
契約時に保証会社を利用する際はメリットだけでなく、デメリットもしっかりと把握しておきましょう。
保証料の負担がある
前述のとおり、保証会社を利用する際には保証料が発生します。
保証料はローン契約時に一括で支払う場合が多く、契約者にとっては追加の経済的負担となります。
保証料の支払いが負担に感じる場合は、ほかのローンや保証なしの契約を検討するのもひとつの選択肢です。
契約者以外の運転ができない場合がある
自社ローンの申し込み時に保証会社を利用して購入した車には、契約者以外は運転できないという制限が設けられている場合があります。
もしも契約者以外が運転していることが発覚すると契約不履行とみなされて、契約の見直しや違約金の発生といった不利益が生じる可能性があるため注意が必要です。
家族が車を利用する予定がある場合は、事前に販売店や保証会社に確認してトラブルを未然に防ぐよう心掛けましょう。
ローン完済まで車の所有者は保証会社になる
自社ローンで購入した車の所有者は、ローン完済まで保証会社や販売店になることが一般的です。
そのため、購入者が許可なく車を売却したり、別の車に乗り換えたりすることは原則として認められていません。
ただし、自社ローンの完済後は所有権を契約者に移転して名義変更が可能な場合があるため、契約時に確認しておくことが重要です。
なお、名義変更の手続きには費用が発生することもあるため、あわせてチェックしておきましょう。
返済が滞れば車を回収されることも
自社ローンの返済が滞ると、最悪の場合は車を回収される可能性があります。
保証会社が立て替えを行う仕組みは、購入者の返済を免除するものではありません。
返済が遅れると保証会社や販売店から支払いを求める連絡が頻繁に来るようになり、さらに延滞が続けば車両の回収が実行される場合があります。
支払いの遅延にはリスクがあることを理解しておき、毎月の返済を計画的に行うことが大切です。
返済が厳しい場合は、事前に販売店や保証会社に相談することで柔軟な対応をしてもらえる可能性があるため、連絡なしで滞納するのはやめましょう。
保証会社もしくは保証人が原則不要の自社ローン取扱店
原則、保証会社もしくは保証人不要で申し込める自社ローン取扱店を紹介します。
なお、審査や申し込み内容によっては保証会社や保証人が必要となる可能性もあるため、詳しくは販売店にお問い合わせください。
カーショップライズ
引用:カーショップライズ
運営会社 | カーショップ・ライズ |
店舗数 | 1店舗 |
保証人の有無 | 原則不要 |
頭金の有無 | 原則不要 |
カーショップライズは京都府を中心に、大阪や滋賀にも対応している自動車販売店です。
債務整理や自己破産の経験がある方、ブラックリストに登録されている方など、他社でローン審査に通らなかった方でも相談が可能です。
保証会社は不要なため、高額な保証料やGPS設置、遠隔エンジン制御システムなどの追加条件は必要ありません。
車両代と諸費用の合計を分割で支払う、シンプルな仕組みを提供しています。
カーショップライズの口コミ
オートチャンプ
引用:オートチャンプ
運営会社 | 有限会社オートチャンプ |
店舗数 | 1店舗 |
保証人の有無 | 原則不要 |
頭金の有無 | 原則必要 |
オートチャンプは、自社ローンを通じて幅広いお客様に対応する自動車販売会社です。
他社でローンを断られた方や、保証人が用意できない方も相談が可能です。
ただし、保証会社の利用は求められる可能性があるため、詳しくはお問い合わせください。
支払いプランは柔軟で普通車や中古軽自動車は12回~60回、新車の軽自動車は最長84回払いまで選べます。
また自社ローン専門店ではなく車検や修理、整備などのサービスも提供する地元密着型の企業として、信頼を築いています。
オートチャンプの口コミ
★★★★★
組めなかったと思ってたローンが通りました!
担当してくれた方の接客もよく、夫婦で車を購入する事が出来ました。
車の状態もよく、満足度です。
ありがとうございました。
引用: Googleビジネスプロフィール
★☆☆☆☆
自社ローンはビックリする程高くなります。80万の車が総支払額が220万に膨れあがりました。電話でいろいろ条件は聞いていたが見積り頼んのでも出ないので店頭へ出向いてやっと判明。何店舗か条件聞いていたうちでは最悪。
引用: Googleビジネスプロフィール
ダイエー自動車販売
引用:ダイエー自動車販売
運営会社 | 株式会社ダイエー自動車販売 |
店舗数 | 2店舗 |
保証人の有無 | 原則不要 |
頭金の有無 | 原則不要 |
ダイエー自動車販売は、保証人不要で利用できる自社ローンを提供する自動車販売店です。
自己破産や債務整理を経験した方、過去に支払いの遅れがあった方でも、安心して車を購入できるチャンスを提供しています。
また、初期費用が不要で最大84回払いまで対応可能な柔軟なプランも用意されており、幅広いお客様に対応しています。
ただし、保証会社の利用については確認が必要です。
創業50年以上の実績を持ち、埼玉県行田市と群馬県高崎市を拠点に、地域密着型のサービスを展開しています。
ダイエー自動車販売の口コミ
★★★★★
ローン審査が心配でしたが、ダメ元で申し込みしました所、自社ローン通して頂きました!本当にありがとうございます!
お店の雰囲気や今回担当の佐藤さんの対応もかなり良く、親身になって対応してくださいました。とても感謝しております。自宅から少し距離ありますが、とても信頼できる車屋さんなので、これからお付き合いの程宜しくお願いします。
タントカスタム乗るの楽しみです
引用: Googleビジネスプロフィール
★☆☆☆☆
星はつけたくありませんでした。
気になる車を購入したいと思い、自社ローンなど審査を申し込みました。
しかし、こちらから連絡しない限り、連絡は一切してきません。
こちらとしては早めに対応をお願いしたところですが、13日間、返信は一度きりです。
あまりに不誠実なご対応でしたので、こちらはもう、購入をやめました。
催促のLINEしたら、やっと審査否決の回答きました。思い出したような回答でした。
ちなみに、遅れたことに一切謝罪はありません。遅れることが当たり前みたいな態度です。こんな対応あたりまえなんでしょうか。
この口コミを見ておられるか分かりませんが
私としては、非常に残念としか言えません。
ぜひ私の経験を情報として共有させて頂きたいです。
引用: Googleビジネスプロフィール
まとめ
本記事では、自社ローンの契約時に保証会社の利用は必要かどうか解説しました。
保証会社の利用が必須かは販売店によって異なり、利用なしのプランを提供しているケースもあります。
保証会社は購入者が返済できない場合に代わりに支払いを行う役割を果たし、販売店のリスクを軽減します。
この仕組みによって審査基準が緩やかになり、信用情報に不安がある方でもローン審査に通りやすくなる点がメリットです。
しかし、保証会社を利用する際には費用がかかり、総支払額の約10%程度が保証料として追加されることがあります。
自社ローンを利用する際は契約条件や費用などを十分に確認し、自分に合ったプランを選びましょう。