債務整理中に「車を購入するためにローンを組みたいけれど、審査に通らない」と悩んでいませんか。
一般的なローンが難しい場合でも、自社ローンを選択肢に入れることで車を手に入れる可能性が広がります。
本記事では、債務整理中でも自社ローンの審査に通るのかどうかを詳しく解説します。
また、審査通過率を高めるためのポイントも紹介しているため、ローンを組んで車を手に入れるための一歩を踏み出しましょう。
債務整理中でも自社ローンの審査に通る?
債務整理中であっても、自社ローンの審査に通る可能性はあります。
銀行や信販会社のローンと異なり、自社ローンでは申込者の現在の支払い能力を重視して審査を行うからです。
銀行や信販会社では過去の信用情報や債務整理の履歴が審査に大きく影響するため、債務整理中にローンを組むのは難しくなります。
しかし、自社ローンは販売店が独自の基準で審査するため、安定した収入があれば債務整理中でも審査に通過する可能性があります。
ただし、自己破産の手続き中や自己破産をしてから一定の期間は、自社ローンであっても利用できない点に注意が必要です。
自社ローンの仕組みや条件については、後述しています。
債務整理中とは?
債務整理中とは、借金の返済が難しくなった人が法的または任意の方法で借金を整理している状態を指します。
まずは債務整理について確認しておきましょう。
債務整理には3つの方法がある
債務整理には以下の3つに分けられ、それぞれ特徴や手続きの流れが異なります。
1つずつ解説します。
自己破産
自己破産とは、借金を全額免除してもらうための法的な手続きです。
この手続きは借金が返済不可能な状態に陥った人が利用できる制度で、裁判所での手続きを通じて行われます。
免責が認められれば借金の返済義務がなくなり、生活を再建するための新たなスタートを切ることが可能です。
ただし、手続きの対象となる資産は一定の範囲で処分され、価値の高い財産(車や不動産など)は手放さなければならない場合があります。
また、信用情報に記録が残るため、一定期間は新たな借入やクレジットカードの利用が制限されます。
自己破産は借金の返済が不可能な状況で、最終手段として選択される制度です。
借金がゼロになるというメリットがある一方で、財産の処分や信用情報への影響も考慮する必要があるでしょう。
自己破産しても自社ローンを利用できるのか詳しくはこちら
個人再生
個人再生は借金を大幅に減額しつつ、家や生活基盤を維持するための法的手続きです。
この制度を利用すると、借金の額が原則として5分の1~10分の1程度まで減額されます。
また住宅ローンがある場合でも、条件を満たせば家を手放さずに済む点が大きな特徴です。
ただし、安定した収入があることが前提であり、計画通りに返済できる能力が求められます。
個人再生は借金の負担を大きく減らしながら、生活基盤を守りたい人に適した方法です。
なお自己破産と同様に裁判所を通じた手続きであるため、専門家のサポートを受けながら進めるのが良いでしょう。
任意整理
任意整理は、債権者(貸主)と直接交渉して借金の負担を軽減する手続きです。
主に将来発生する利息を免除してもらい、元本を分割して返済していきます。
裁判所を介さずに弁護士や司法書士が債権者と交渉を行うため、比較的スムーズに手続きが進む点が特徴です。
自分で交渉することも可能ですが、高度な知識が求められるため専門家に依頼する人が多い傾向です。
利息をカットできるため返済総額を大幅に減らすことが可能ですが、すべての債権者が交渉に応じるとは限りません。
債務整理中は原則としてローンが組めない
債務整理中は、原則としてローンを組むことができません。
債務整理を行うと信用情報機関にその履歴が記録され、金融機関が申込者を信用できないと判断するためです。
信用情報機関には下記の3つがあり、記録される期間はそれぞれ異なります。
信用情報機関 | 加盟 | 自己破産の登録期間 |
CIC | 信販会社やクレジットカード会社など | 約5年 |
JICC | 消費者金融業者など | 約5年 |
KSC | 銀行・信用金庫・信用保証協会など | 約7年 |
これらの機関は個人の借入や返済状況を管理しており、ローン審査の際は金融機関に情報を提供します。
債務整理から時間が経っており現在は収入が安定していても、債務整理中の信用リスクがある限りは金融機関が融資を承認する可能性は低くなります。
債務整理中は信用情報に傷がつくため、新たな借入が制限される期間であると理解しておくことが大切です。
債務整理中でも利用できる自社ローンとは?
債務整理中は新たな借り入れが難しいと紹介しましたが、自社ローンは利用できる可能性があります。
ここでは、自社ローンの仕組みやオートローンとの違いについて詳しく解説します。
自社ローンの基本的な仕組み
自社ローンは販売店と購入者が直接契約を結ぶ仕組みであり、信販会社を介さずに取引が進むことがほとんどです。
いわば販売店が購入者のローン支払いを立て替えるため、返済能力の審査も販売店独自の基準で行われます。
前述のとおり、信販会社を利用するローンでは信用情報機関に登録された情報をもとに審査が進められるため、過去に金融事故や債務整理を経験している場合は、審査に通過するのが難しくなります。
しかし自社ローンでは信用情報を参照しない販売店が多いため、債務整理中でも利用しやすいのが特徴です。
さらに、自社ローンの審査では現在の収入状況や勤続年数が重視されるため、安定した収入を証明できる場合には柔軟に対応してもらえます。
ただし、販売店が直接リスクを負うため返済期間が短く設定されることが多く、月々の返済額が高くなる場合があります。
一般的に返済回数は12回~36回のため、100万円を24回払いする場合は月々41,666円程度となり負担は大きめです。
このように自社ローンは債務整理中の方にとって利用しやすい仕組みを持っていますが、販売店によって審査基準や返済条件が異なるため、事前に確認することが重要です。
オートローンとの違い
自社ローンとオートローンの大きな違いは、信販会社が仲介しているかどうかにあります。
銀行ローンやディーラーローンといった一般的なオートローンは、信販会社が間に入り購入者の信用情報をもとに審査を行います。
そのため、債務整理中の方がオートローンに申し込んでも、信用情報の記録が原因で審査に通らないケースがほとんどです。
オートローンの審査基準は厳格で、過去の延滞や債務整理の記録があれば審査通過は困難です。
一方で自社ローンは信販会社を介さずに販売店が直接審査を行うため、過去の金融事故が審査に与える影響は少なくなります。
オートローンとは異なる仕組みを理解し、どちらが向いているか判断しましょう。
債務整理中に自社ローンの審査に通過するポイント
債務整理中に自社ローンの審査に通過するポイントは、以下の4つです。
債務整理中であっても自社ローンは利用できる可能性がありますが、審査を通過するには工夫が必要です。
それぞれ詳しく解説します。
収入に見合った借入額にする
債務整理中に自社ローンを組む際には、収入に見合った現実的な借入額に設定することが重要です。
販売店は、購入者が返済可能な範囲内でローンを利用することを前提として審査を行います。
もしも月々の収入に対して返済額が過大である場合は、販売店側にリスクが高いと判断されて審査に通過できない可能性が高まります。
そのため軽自動車やベースグレードなど、購入価格が抑えられる車を選ぶのも有効な方法です。
こうした現実的な選択をすることで月々の負担を軽減し、計画的に返済を進めやすくなります。
また、購入者が無理のない返済計画を提示することで、販売店からの信頼を得ることができ審査通過の可能性がさらに高まります。
しっかりと収入と支出を見直し、自分の状況に合った車両や返済プランを選ぶことでスムーズな契約が実現するでしょう。
頭金・保証人を用意する
審査に通過しやすくするためには、頭金や保証人を用意することが非常に効果的です。
たとえ少額でも頭金を準備することは、販売店に対して返済能力をアピールできる大きなポイントとなります。
購入者側も頭金を支払うことで借入総額を減らせるため、月々の返済負担を軽減できるのはメリットです。
また、保証人を立てることも重要な対策の一つです。
保証人は購入者が万が一返済できなくなった場合に責任を負う役割を果たすため、販売店にとってリスクを軽減する要素として評価される場合が多くなります。
保証人には安定した収入や信用力が求められることが一般的なため、家族や親族などに事前に相談して了承を得ることが大切です。
これらの準備を整えることで、販売店からの信頼感が向上し、審査通過の可能性を大きく引き上げることができます。
自社ローンを利用する際には、計画的な準備が成功への鍵となるでしょう。
自社割賦形式の販売店で申し込む
債務整理中に自社ローンを組む際には、自社割賦形式を採用している販売店を選ぶのが良いでしょう。
自社割賦形式とは信販会社や金融機関を介さずに、販売店と購入者が直接契約を結ぶ形式です。
この形式では信用情報機関への照会が行われないことが多く、過去に債務整理を行った人や信用情報に問題がある人でも、現在の収入や返済能力を重視した審査が行われます。
そのため、信用情報に傷がある場合でも比較的通りやすいのが特徴です。
一方で「自社ローン」と称しながら、信販会社を通して審査を行う形式の販売店も存在します。
この場合は信用情報機関に登録されている債務整理の履歴が影響して、審査が厳しくなる可能性があります。
そのため、販売店がどのような形式で自社ローンを提供しているのかを事前に確認することが重要です。
事前の情報収集を徹底し、自分に合った販売店を選びましょう。
審査通過実績のある販売店を選ぶ
債務整理中でも審査通過実績がある販売店を選ぶことは、ローンを成功させる大きなポイントです。
過去に債務整理や自己破産を経験した方でも、契約できた実績がある販売店を選ぶことで、同様の対応を受けられる可能性が高まります。
販売店の公式サイトで条件を確認し、債務整理中でも申し込めるかを事前に調べておくことが重要です。
また、販売店を利用した方の口コミや評判などを確認するのも良いでしょう。
信頼できる販売店を選ぶことで審査手続きがスムーズになり、契約成功への可能性が広がります。
販売店の選定をしっかり行い、安心して自社ローンを利用できる環境を整えましょう。
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まとめ
本記事では、債務整理中でも自社ローンは利用できるのかを解説しました。
自社ローンは、債務整理中や信用情報に問題がある場合でも通りやすいローン形態です。
なぜなら信用情報機関の情報を照会しないことがほとんどで、現在の収入や支払い能力を重視して販売店が独自の基準で審査を行う仕組みだからです。
また自社ローンを取り扱う販売店では、債務整理中の利用者にも対応した柔軟なプランを用意していることがあるため、一度相談してみると良いでしょう。
ただし、ローン条件や返済計画は販売店ごとに異なるため、事前にしっかりと確認することが重要です。
無理のない返済計画を立てつつ、自社ローンを活用して車を購入しましょう。